our material

私たちが選ぶ、素材。

yahaeで使っている素材には、たくさんの想いが込められています。

靴下作りにおいて、編み機や職人の技術力と合わせて、仕上がりを大きく左右するのが、素材(=糸)です。理想の履き心地を念頭に置き、原料の選定、色彩表現、紡績方法に至るまで、過去の経験を基に靴下の設計図を描きます。

yahaeでは、靴下を“ファッションアイテム”ではなく“肌着”としてデザインしています。オーガニックコットン、リネン、ヤク、アルパカなど、それぞれの素材の魅力が最大限に引き立つように、何度も何度も試作を重ねながら、靴下を設計しています。

 

ガラ紡-GARABOU-

 

ガラ紡とは、日本独自で発達した紡績方法で、綿の繊維長が短い和綿を機械的に紡績する方法として江戸時代に考案されました。オーガニックコットンの落ち綿を使用したサスティナブルな素材です。手紡ぎのような風合いの豊かな表情が特徴です。

 

オーガニックコットン-ORGANIC COTTON-

私たちは、第三者認証を得たオーガニックコットンを使用しています。ホワイトオーガニックコットン(生成)は、アメリカ、インド、トルコ、アフリカ、ペルーと様々な産地からブレンドされた糸を使用しています。
産地を絞らない理由は、天気や気候によってその年にできる無農薬のコットンの品質はどうしてもばらつきがでてしまうから。コットンの質を熟知する大阪にある老舗紡績会社様がその年々に合わせて紡績する糸を使っています。

また、オーガニックカラードコットンは、綿の原種と言われる「茶綿」とその研究の過程でできた「緑綿」を使用しています。どちらも産地はアメリカです。
茶綿や緑綿は、元々繊維長が短く糸にすることが出来ない種類でしたが、サリー・フォックス博士が世界で初めて糸に紡ぐことのできる品種を発明しました。農薬を使わず、持続可能な手法を大切にした彼女の営む農場で作られた、サスティナブルなカラードコットンを使っています。

 

ヤク-YAK-

ヤクは-40℃とも言われるチベットの極寒の地で生きるウシ科の動物。なんと糸に使用している部分は、自然と抜けてくる"うぶ毛"。そのため決して大量生産はできませんが、動物に負荷をかけない生産背景もわたしたちがヤクの毛を使用する理由のひとつです。カラーは染色せず、原料そのままの色を使用しています。

保温性・吸湿性に優れたヤクの毛は、温かさに加えて、蒸れない快適さがあります。ウールのようにチクチクしないしっとりとした肌触りも特徴です。

 

アルパカ-ALPACA-

伝統的な古代からペルーの人々の暮らしを支えてきたアルパカ。アルパカの毛は、保湿性・保温性に優れ、驚くほどの温かさ。加えて毛玉が出来にくいという特徴を持ちます。

そんな優れた特性を持つアルパカですが、残念ながら、生産背景には問題も抱えています。その問題のひとつに、黒や茶といった有色のアルパカの数が減ってきているという問題があります。化学染色の流通により、染めやすい白色のアルパカの需要が高まり、一方で染めにくい茶や黒のアルパカの需要が減少するという現象が起きてしまいました。現地では40色以上の様々な毛色のアルパカが飼育されておりましたが、現在は白色のアルパカが大半です。

しかし、有色のアルパカの毛は、大量の汚水を排出する染色工程を経ずに色を表現でき、サスティナブルな素材の一つと言えます。何より深みのある自然の黒やブラウンにはなかなか出会うことができず、私たちが長年探してきた色そのものでした。ペルー産100%の無染色のアルパカ 糸を使用しています。